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車検切れの罰則とは?免停期間や罰金の金額を解説

更新日:2024/02/01

車検切れの罰則とは?免停期間や罰金の金額を解説

車検切れとは?

日本における車検は、自動車が安全基準を満たしているかを定期的に確認する制度です。軽自動車は2年に1回、それ以外の私用車は新車時に3年、その後は2年ごとの車検が必要となります。但し、貨物自動車やバスなどの商用車はさらに定期的な検査が義務付けられています。車検切れの状態で道路を走行することは、道路運送車両法違反にあたり、重大なペナルティを受ける可能性があるため避けるべきです。車検の有効期限は車両の車検証で確認することができ、運転前に是非チェックする習慣をつけることが重要です。

車検切れの違反行為とその罰則

車検切れの自動車を公道上で運行することは、道路運送車両法に違反する重大な行為です。この違反が発覚した場合、罪の重さに応じて異なる罰則が科されます。具体的には、無車検車を運転した運転手には罰金が課されることが一般的であり、場合によっては懲役刑を受けることもあります。また、無車検車の所有者に対しても、責任が問われる可能性があるため、車検の有効期限には常に注意を払う必要があります。違反を起こさないためにも、車検が近付いたら早めの手続きが推奨されます。

無車検運行の法的な罰則

法律においては、無車検の車両を使って運行した場合には、道路運送車両法違反とされ、重いペナルティが科される可能性があります。具体的には、運転者への罰金及び懲役刑が定められており、最大で3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処されることがあります。無車検のまま車を運転することは、単なる行政上の違反にとどまらず、社会的な責任を伴う刑事犯罪となるため、決して軽視できない事項です。このように法令により厳しく定められている背景には、経年劣化等による車両の安全性低下を防ぎ、交通事故のリスクを減らす意図があります。

免許への影響

車検切れの車を運転すると、交通違反として取り締まりの対象となります。これにより、違反点数が加算され、一定の点数を超えると「免許停止」(免停)の処分を受ける可能性があります。免停期間は違反点数の累積によって異なり、短期間であれば数日間、重大な違反で多くの点数を獲得してしまった場合は、数ヶ月に及ぶことも。最悪の場合、運転免許証の「取り消し」という重大な処分に至ります。さらに、無車検車両の運行は、過失が重いと判断された場合、逮捕される可能性もゼロではありません。したがって、車検の管理と更新は運転者の責務であり、法的責任を全うするためにも重要なプロセスといえるでしょう。

車検切れに気づいた時の対処法

車検切れに気づいた場合、直ちに次の対応が必要です。まず、自動車を公道に出さないこと。万が一の事故の際、保険の適用外となり大きな損害を被るリスクがあります。次に、自動車の保管場所を確保し、速やかに車検を予約することが肝心です。車検の予約が取れるまでの間は、車の利用を控え、代替交通手段を検討してください。場合によっては、仮ナンバーの申請をして、車検が可能な工場まで車を移動させる必要があるかもしれません。より詳細な手続きについては、最寄りの陸運局や信頼できる自動車修理工場に相談することをおすすめします。

こちらの記事の監修者

自動車整備士 鳥井

自動車整備士 鳥井

  • 整備士の資格を持ちながらやさしい接客と分かり易い説明が好評の職人です!
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